「お年寄り・子ども・大人の持続的な学習の場を提供し、そこに人が集まることで、地域を活性化させるための施設」
科学技術振興機構科学コミュニケーション連携推進事業の支援を受けて「ALLやんばる 科学と教育のまちづくり」の施設として平成24年2月3日に開設しました。常に2名のスタッフが常駐し、顕微鏡などの科学に関する実験道具や映像、本などが自由に利用できます。また、子どもからお年寄りまで幅広く参加できる定期・不定期プログラムも実施しています。立地を生かし、近隣機関(GODAC、名護博物館など)との連携によるプログラムの実施、科学コンテンツの展示なども行い、常に様々な「科学」に触れられる施設となっています。
今では、科学を「遊びながら学べる場」として認知され、サイエンスコミュニケーター育成のための重要な拠点ともなっています。
名護市東江の名護博物館のすぐ側です。無料で利用できる駐車場もあります。
住所:
〒905-0021 名護市東江1-5-39
駐車場:
近隣にある「がじゅまる駐車場」をご利用ください。その際は駐車券をスタッフにお渡しください。
現在は閉館中です。
・一般開放
2名のスタッフが常駐し、無料で利用できる常設型の科学施設として来館者に「科学」へのふれあいをサポートしています。近隣学童の受け入れや、地域の方を招いての話会も開催し、地域の交流・活性の場としてもご利用できます。
開館時間:
平成24年2月〜平成25年4月、月〜金、14:00〜19:00
平成25年5月〜、月・水・木・金・隔週土、13:00〜18:00
#幅広い来館者のニーズに応えるため、開館時間を変更
・ワクワクチャレンジデー
小学生を対象にしていますが、大人やお年寄りも楽しめる実験プログラムです。基本的にサイエンスコミュニケーターでもある常駐スタッフが行っていますが、地域の方による科学プログラムが開催されることもあります。
開始日時:
平成24年6月〜 、毎週水曜日、16:30〜17:00
・大人のサイエンスランド
大人を対象とした気軽なサイエンスプログラムです。サイエンスカフェと呼ばれる形態で、お茶を飲みながら話者の先生と気軽に科学について語り合います。
講師として沖縄高専や大学の教員、GODACなどの科学施設職員、地域の方を招き、話題は多分野に渡ります。
開催日時:
平成24年4月〜、毎月第4金曜日、19:00〜20:00
・不定期プログラム
不定期に行う科学イベントプログラムです。科学の旬な話題や、季節の話題について小学生から大人まで幅広い参加者に理解を深めてもらうために行っています。平成24年11月以降で6回開催しました。
「ALLやんばる 科学と教育のまちづくり」は、科学技術振興機構科学コミュニケーション連携推進事業の支援を受けて、平成23年度から以下の3点を主なターゲットとして活動してきました。
・こどもとお年寄り:こどもたちへ科学教育を行うだけでなく、歴史的背景から十分な学習を受けらなかった方々へ、科学へ触れ合い楽しむ学ぶ機会を提供
・離島の科学教育:離島ではほとんどが小中一貫教育であり、慢性的な教員不足問題を抱えている。そのような離島の子ども達に、科学へ触れ合う機会を提供
・サイエンスコミュニケーター:近隣の科学に関連する施設と連携し、地域の子どもから大人までを科学でリードするサイエンスコミュニケーターとして育成
こうした活動から誕生したサイエンスコミュニケーターが中心となり、持続可能な科学連携を推進していくことを最終目標としています。
科学イベント
・現地型
離島や地域の方々を対象に、現地で科学実験の出前授業を行ってきました。連携する科学関連施設と共同して、多種多様な実験を楽しく学べるように実施しました。
・宿泊型
離島や地域の小中学生を対象に、科学関連施設と連携した1泊2日の科学キャンプを行ってきました。密度の高い2日間で「自ら考えさせる」、「自ら気付かせる」をスローガンに科学の楽しさを知り、周りへその楽しさを発信できる人材の育成を行ってきました。
サイエンスランド
名護市内にスタッフ2名が常駐する科学施設を設置しました。誰もが利用できる時間帯に一般開放し、定期/不定期プログラムを開催しました。「遊びながら科学に触れられる場」として認識され、地域の方々の交流・活性の場として活躍していました。
サイエンスコミュニケーター
科学の楽しさを伝えるサイエンスコミュニケーターの育成に取り組みました。独自にビギナー・スタンダード・アドバンストの3段階のレベルを設定し、考える・まとめる・発表する・フィードバックする・教えるなどの活動を経験することにより、各レベルの認定を行いました。これまでに総勢170名以上のコミュニケーターを認定しています。
地域の科学ネットワーク
地域の科学教育や人材育成を重要視している科学施設と連携して地域の科学ネットワークを構築しました。この科学ネットワークを活用して、さまざまなイベントを実施しました。また、自治体との連携では、やんばる地区の11市町村と協定を結び、自治体の支援も受けながら効果的な活動を行うことができました。